AI と NocoBase で本番運用できるチケット管理システムを構築する方法

AI と NocoBase で本番運用できるチケット管理システムを構築し、データ関係、権限、ワークフロー、AI 従業員の基盤を確認します。

Deng Lijia |

(本記事はAIにより翻訳されました)

TL;DR

AI を使えばチケット管理システムをすばやく構築できます。しかし、「機能が生成された」ことと「本番環境で使える」ことは同じではありません。

チームが実際に利用できるシステムには、少なくとも明確なデータ関係、確認可能なロール権限、実行結果を追跡できるワークフローが必要です。この記事では、NocoBase で構築したチケット管理システムを例に、AI が自然言語の要件をどのようにアプリへ変換し、重要な業務基盤をどのように確認するかを紹介します。

AI で本番運用できるチケット管理システムを構築するには?

AI でチケット管理システムを作ること自体は、それほど難しく見えません。しかし、本当に本番運用できるのでしょうか。

Reddit の r/nocode コミュニティで、あるユーザーがチームの課題を共有していました。チームはいくつかの AI + ノーコードツールを試しました。生成されたアプリは見た目には良かったものの、実際の業務データを入れると次々に問題が起き、どこで問題が発生しているのかさえ分かりにくい状態になったといいます。

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コメント欄のある返信は、重要な点を指摘していました。多くの AI 構築アプリが複雑な業務シーンに入ると機能しにくくなる大きな理由のひとつは、誰がシステムを使うのか、ロールごとにどの権限を持つのか、業務がどう流れるのか、そしてユーザーが最終的に何を完了する必要があるのか、といったアプリ全体の内部モデルを維持できていないことです。

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AI はページや機能をすばやく生成できますが、アプリを長期的に安定運用するには、基盤側にも明確なデータモデル、データ関係、権限、ワークフローの仕組みが必要です。これらがなければ、業務が複雑になるほど、AI が生成した機能を継続的に正しく動かすことが難しくなります。


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この記事では、チケット管理システムを例に、AI と NocoBase を使って本番運用に必要な基盤を備えたシステムをどのように構築するかを紹介します。

このプロセスでは、NocoBase がデータ関係、権限制御、ワークフローなどの基盤機能を提供します。AI は業務要件を理解し、自然言語をデータ構造、ページ、機能へ変換し、その後の要件に応じて継続的に調整します。

ステップ 1:業務要件を説明し、AI にシステムを設計させる

構築を始める前に、まず実際の仕事から考えます。現在どんな問題があり、システムに何を解決してほしいのかを整理し、その内容を自然言語で AI に伝えます。AI はその要件をもとに、NocoBase 上で必要なチケット管理システムを構築します。

要件をどう説明すればよいか分からない場合は、次のような観点から整理できます。チケット管理システムを例にすると:

  • 顧客からの問い合わせがどのように入ってくるか:主な受付チャネルは何か、現在はどのように収集・対応しているか。
  • 問い合わせが入った後、どのように処理するか:誰が担当するか、どのようにフォローするか、いつ対応完了とするか。
  • どのような場合に特別な注意が必要か:緊急度が高い、長時間未対応、期限が近い、といったケース。

これらを整理したら、そのまま自然言語の要件として AI に渡せます。以下は今回実際に使用した要件です。

私たちは小規模なソフトウェア会社で、カスタマーサポート担当者が 4 名います。顧客は主にメールと Web サイト上のサポート窓口から問い合わせを送ります。

現在は共有メールボックスで問い合わせを処理していますが、件数が増えるにつれて対応漏れが発生しています。誰かがすでに返信したと思い込み、実際には誰も対応していなかったり、何度かやり取りを続けるうちに現在の担当者が分からなくなったりします。緊急度の高い問題も、長時間放置されることがあります。

顧客サポート用のチケット管理システムを構築したいです。顧客の問い合わせごとに個別のチケットを作成し、特定の担当者へ割り当てられるようにしてください。担当者は問題が解決するまで進捗を継続的に更新できるようにします。緊急度が高い問い合わせ、長時間担当者が決まっていないチケット、期限が近いチケットについては、チームへリマインドしてほしいです。

また、未対応件数、優先対応が必要なチケット、最近解決した件数をすぐ確認できる一覧ページも必要です。

以上の実際の業務要件に基づいて、このシステムを設計・構築してください。

AI はまず要件をデータ構造へ分解します。NocoBase 上にチケット、顧客、サポート担当者、コミュニケーション履歴、SLA ルールなどのデータテーブルを作成し、それぞれの関係を設定します。

データモデルの上に、AI はさらにページを構築します。

最終的に、チケット一覧、詳細ページ、サポート担当者向けワークスペースを作成し、チケット登録、割り当て、フォローアップ、全体確認といった基本業務をカバーします。

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ここまでで、ひとつの業務要件から実際に動作するチケット管理システムができました。ただし、「機能が作られた」ことと「本番で使える」ことは同じではありません。

チーム全体で使い始める前に、さらに 3 つの点を確認する必要があります。データ関係は正しいか、異なるメンバーが権限に従って協力できるか、割り当て・リマインド・期限超過時のエスカレーションなどの業務ルールが確実に実行されるかです。

ステップ 2:本番利用に必要な 3 つの重要課題を解決する

先ほどの Reddit コメントでは、多くの AI アプリが実データを入れた後に問題を起こす理由として、完全な内部モデルを持っていない点が指摘されていました。誰がシステムを使うのか、各メンバーがどのロールを持つのか、データがどのようにつながるのか、業務がどのルールで流れるのか、といった構造です。

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チケット管理システムにはすでにデータテーブルとページがあります。しかし 4 名のサポート担当者が実際の問い合わせを共同で処理するには、次の 3 つの点をさらに確認する必要があります。

1. データ関係は正しいか

チケットは単独のデータではありません。

各チケットは、問い合わせを送った顧客、現在の担当者、過去のコミュニケーション履歴、適用される SLA ルールと関連付ける必要があります。チケットのステータスが変われば、ワークスペース上の集計や未処理情報も更新される必要があります。

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こうした関係が明確でなければ、機能がそろっているように見えても、実際の利用時には問題が起こります。担当者を変更した後に以前の対応履歴が見つからない、誤った応答期限が適用される、概要ページの数字と実際の状況が一致しない、といったことが起こり得ます。

NocoBase では、これらの関係は AI が特定ページへ一時的に書き込むロジックではなく、データモデル上に直接定義されます。チケットテーブルを例にすると、SLA ポリシー、受付キュー、チケット種別、送信者は多対一の関係として設定されます。1 件のチケットには複数の満足度フィードバック、添付ファイル、フォロワー、他のチケットを関連付けることができます。親チケットと子チケットの関係も、フィールド設定上で明確に記録されます。

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これらの関係は NocoBase のデータモデルの一部となり、ページ、権限、ワークフロー、集計機能から共通して利用されます。ユーザーはデータソース画面で各フィールドの型や関連方法を直接確認でき、業務が変化した場合にも継続的に調整できます。

これは、コードから始める Vibe Coding の方法とは異なります。直接コードを生成するアプリでは、データ関係をデータベース構造、バックエンドモデル、API、ページクエリなど複数の場所へ実装する必要があります。設計が不完全だったり、後から一部だけ変更したりすると、データ不整合が発生する可能性があります。人が確認する場合も、実際の実装を確認するためにコードとデータベース構造まで見る必要があります。

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NocoBase にはデータモデリング機能がすでに用意されています。AI は業務要件をデータテーブル、フィールド、関連関係へ変換するだけで、データ層全体をゼロから実装する必要はありません。構築後も、人が同じ画面上で直接確認・変更できます。

2. 異なるロールがルールに従って協力できるか

システムを 1 人だけで使う場合、権限は大きな問題にならないことがあります。しかしチーム全体で共同利用する場合は、誰が何を見られるのか、誰が何を変更できるのかを明確にする必要があります。

このチケット管理システムでは、AI が NocoBase 上で対応するロールとデータ権限を直接設定できます。

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これも NocoBase を使う方法と Vibe Coding の大きな違いです。AI が直接生成したアプリでは、権限ルールをページ、API、データクエリなど複数箇所へそれぞれ実装する必要があります。ロールやルールが増えるほど複雑になり、人が確認するときもコードや実際の動作結果に戻って、権限が正しく効いているか確認する必要があります。

NocoBase には権限管理機能がすでにあります。AI が権限システムを作り直す必要はなく、業務要件に従って各ロールが閲覧・操作できるデータを直接設定します。設定結果は管理画面上で明確に表示されるため、各ロールの権限範囲をそのまま確認でき、ロールを切り替えてさらに検証することもできます。

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3. 業務ルールを確実に実行できるか

チケット管理システムの多くのルールは、システムが継続的に監視し、自動的にトリガーする必要があります。

ワークフロー管理画面では、各ルールのトリガー方法、実行モード、有効状態、過去の実行回数を直接確認できます。コードを開かなくても、どのルールが有効なのか、どの条件でトリガーされるのか、実際に実行されたかどうかを確認できます。

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実行結果もさらに詳しく確認できます。「期限超過した緊急チケットをエスカレーションする」ワークフローを例にすると、システムは条件に合うチケットを順番に処理し、期限を確認したうえで通知ノードを実行します。スクリーンショットの実行記録では、現在の担当者へのエスカレーション通知が完了し、ノードの状態も完了として表示されています。

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これにより、業務ルールもコードの中に隠れたロジックではなくなります。AI は NocoBase の既存ワークフロー機能を使って直接設定でき、人は画面上でフロー構造、実行状態、個別の実行履歴を確認して検証できます。

これは、社内アプリを実際の業務へ投入するうえで重要な能力です。業務フローを定義するだけでなく、それが本当にトリガーされたか、どこまで進んだか、最終的に成功したかまで確認できる必要があります。

ステップ 3:AI 機能をシステムへ組み込む

NocoBase を使うもうひとつの利点は、AI が構築段階だけで活躍するわけではないことです。基盤となるシステムを構築した後も、AI 従業員とワークフローを使って、AI をチケット対応へ直接参加させることができます。

今回のチケット管理システムでは、AI を 2 つの具体的な場面で利用しています。

1 つ目は、新規チケットの作成です。

サポート担当者は最初からすべてのフィールドをひとつずつ入力する必要はありません。顧客の問題を自然言語で説明すると、AI スマート入力がその内容をチケットタイトルと問題説明へ整理します。基本情報の入力後は、AI スマートトリアージを使って、AI にカテゴリや優先度を確認・提案させることもできます。

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ここで AI が担当するのは、顧客の自然言語による説明を構造化された情報へ変換することです。ただし、フォームを迂回して自動送信するわけではありません。サポート担当者は生成内容を確認・編集し、問題がないことを確認してからチケットを作成できます。

2 つ目は、チケット対応中の支援です。

チケット詳細ページで、サポート担当者は現在のチケット内容をもとに、次の顧客返信案を AI に作成させることができます。AI は顧客の問題、対応進捗、コミュニケーション履歴を読み取り、システムが関連付けたヘルプ記事も参照します。そのうえでチケットの状況と返信方針を整理し、返信ドラフトを生成します。

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さらに重要なのは、AI がシステムの権限モデルから独立して動作するわけではないことです。NocoBase では、ロールごとにどのユーザーがどの AI 従業員を利用できるかを制御できます。AI 従業員がシステム内蔵のデータクエリツールを呼び出すときは、現在のユーザーのデータ権限が適用され、そのユーザーが閲覧できるデータだけが AI に返されます。

関連ドキュメント:AI 従業員のロールと権限 - NocoBase ドキュメント

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つまり、一般のサポート担当者が AI を使っても、AI が自動的に管理者だけに許可されたデータへアクセスすることはありません。AI がアクセスできる範囲も、業務システムに設定されている既存の権限境界によって制限されます。

これが、NocoBase の AI 機能と、アプリ外部から一時的に大規模言語モデルを呼び出す方法との違いです。AI は単なる追加のチャット入口ではなく、既存のデータ、権限、ワークフロー体系の中で動作します。AI は業務へ参加できますが、それによって既存の管理ルールを回避することはありません。

まとめ

最初の問いに戻りましょう。AI で構築したチケット管理システムは、本当に本番運用できるのでしょうか。

それは、構築されたシステムの裏側に、明確で確認可能な業務構造があるかどうかにかかっています。

この事例では、まず業務上の課題と要件を AI に伝えました。AI は NocoBase が備えているデータモデル、権限、ワークフロー機能を利用し、それらの要件を実際に動くチケット管理システムへ変換しました。

これが AI と NocoBase を組み合わせる価値です。AI は要件を理解して構築効率を高め、NocoBase は管理・確認可能なシステム基盤を提供します。そして最終的な業務ルールや本番投入の判断は、人が確認します。

もし現在もスプレッドシート、共有メールボックス、手動リマインドに依存している社内プロセスがあるなら、まず次の 4 つの質問から始めてみてください。

  • 誰がこのシステムを使うのか?
  • システムにはどの業務情報を記録する必要があるのか?
  • ロールごとに何を閲覧・操作できるのか?
  • どのルールをシステムが自動実行する必要があるのか?

これらを明確に説明できれば、AI が業務システム構築を始めるための良い出発点になります。

この方法を試したい場合は、まず Coding Agent を NocoBase AI Builder に接続し、その後で自然言語を使って具体的な業務要件を伝えます。

初期化時には、まず AI に次の指示を渡します。

NocoBase CLI をインストールし、初期化まで完了してください:
https://docs.nocobase.com/ja/ai/ai-quick-start.md
(リンク先のドキュメントを直接開いて内容を確認してください)

初期化が完了したら、具体的な業務要件を続けて送信し、NocoBase が備えているデータモデル、権限、ワークフローなどの機能を使って構築するよう AI に指示します。その後も同じアプリ内で継続的に変更できます。

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